先日、3機目のベースエンジン候補として分解したエンジンです。状態がいいのでこれを使うことになったので、塗装に出す準備をします。

車両はZ1100-B2なのですが、今回のエンジンは「KZT00JE」で、型式はZ1000Jと同じですが正確にはポリスのエンジンです。本来の組み合わせと違うのですが車両は輸入新規登録なのでこのJエンジンで登録することにします。

先日、3機目のベースエンジン候補として分解したエンジンです。状態がいいのでこれを使うことになったので、塗装に出す準備をします。
車両はZ1100-B2なのですが、今回のエンジンは「KZT00JE」で、型式はZ1000Jと同じですが正確にはポリスのエンジンです。本来の組み合わせと違うのですが車両は輸入新規登録なのでこのJエンジンで登録することにします。
前回の1個目のエンジンはクランクケースのベアリングハウジングがダメでした。次に持ち込まれたのは今回のエンジンです。
シリンダーとヘッドは既に素材があるので、今回は腰下のみに分解していただいてから持ち込んでいただきました。早速点検します。
先日車両から降ろしたエンジンを分解点検します。元のフレームとは別の車両のエンジンとのことで、ヘッドやシリンダーなど、数機分の部品が仮組された状態とのことでした。これから行う予定のレストア素材として適しているでしょうか。因みに、エンジン番号からクランクケースはZ1100-B1の物、ヘッドはインジェクター穴が無くエンジン温センサーネジがボスごと無いので1000Jの物のようです。シリンダーは1.089Lの鋳出し文字なので1100用ですね。
ヘッドカバーを開けます。仮組なのでカムチェーンはかけられていませんね。カムは1000J系のノーマルでした。
R1カラー外装セットの塗装は半年以上前に終わっていましたが、それからなかなか進められなかった仕上げの作業をします。タンクはワークス仕様に改造してあります。コックは後ろ側左右にダブルで装備。S1ブリーザーも付けました。
ブリーザーは実際にタンクに穴が開いていて機能するのですが、実用上は満タンフルブレーキで逆流する様子がブリーザーホースで見えたり、ガソリンキャッチタンクを付けるなど煩わしいので、ゴム板を仕込んで塞いでおきます。これならホースはダミーでよく、キャッチタンクもいりません。必要な呼吸は通常通りキャップで事足ります。
CP2696用のリヤキャリパーサポートを使って、リヤアキャリパー周りのフィッティングを行います。計測したホイールセンターのデータから、スイングアームの内幅に合うよう左右のアクスルカラーを製作します。
使用するスイングアームに仮組して確認します。