転倒の影響で少し振れが出ていたS1ローターを180°位相をずらすなどして組替たら、振れが0.1ミリほどに収まりました。走行してチェックしたいので、デモ車に取り付けて走ることに。

デモ車のフロントホイールと入れ替えます。

転倒の影響で少し振れが出ていたS1ローターを180°位相をずらすなどして組替たら、振れが0.1ミリほどに収まりました。走行してチェックしたいので、デモ車に取り付けて走ることに。
デモ車のフロントホイールと入れ替えます。
フロントのS1ローターですが、転倒時に少し曲がってしまったようで、ブレーキを掛けると1回転ピッチで抵抗感があるとのこと。分解点検します。
フロントアクスルをバイスで固定します。
オイル取出しの辺りがオイルで汚れていたので掃除しましたが、オイルの出所はどこだったのでしょうか。
オイルホースのフィッティングを外してみます。ここは異物や傷が無いので問題なさそうです。
カムプラグのところのヘッド側雌ネジは、欠けたところも含め4ヶ所全てにヘリサートを入れて一応修復できました。但し、欠けたところは規定トルクまでは掛けられませんが。それ以外にもカムホルダーネジのトルクも確認します。
インテーク側8ヶ所は大丈夫でしたが、エキゾースト側は半回転ほど増し締めできてしまいます。これは雌ネジが傷んできているサインです。赤くマークしたところ1ヵ所はトルクがかからないので要修理です。
オイル漏れ修理の前に、錆びだらけのバッテリーケースは、洗浄してから塗装します。
洗浄油代わりの灯油で洗い、その後水洗いし、エアブロー、シンナーで脱脂して塗装します。