Z1B N.Y様 ワイセコピストン化のためエンジン腰上分解

 

前回のエンジン腰上分解の際に、シリンダーに深いスカッフが見つかりました。欲しいピストンセットが長期入荷待ちだったのでそのまま継続して乗っていただき、ピストンの入荷に合わせて今回の再入庫となりました。

 

相変わらず、TMRキャブのスロットル極低開度域が少しバラ付く感じがあり、回転の落ちが遅いことも度々ある状態とのことで、現状確認のためガレージ周辺を試乗します。状態は前回と同じ感じで、極低開度はバラつき、スロットル開度が1/8以上であればいたって調子のいい状態です。前回の点検で、原因はこのTMRであると切り分けは済んでいます。

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Z1B N.Y様 ハンドル切れ角縮小とリヤウインカーとタイヤの干渉対策

 

ヨシムラのテンプメーターが点いたり消えたりするので調べてみると、内蔵電池の消耗でした。交換後は正常です。車両から電源を取っていますが、それはバックライトとIG連動の為だけで、全てのデジタル表示は内蔵電池の電力で行っており、1年くらいで消耗します。異常がでたら先ず電池切れを疑ってください。

 

ステム交換後、右だけタンクとヘッドライトステーが干渉するので、フレーム側のストッパーに溶接盛りして切れ角を減らします。

 

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Z1B N.Y様 モリワキステム装着とモリワキバックステップのレバー比改善

 

試乗した時にクラッチレバーの動きがカクカクして、半クラッチが非常にコントロールし難い状態でした。

 

動画で見るとこんな感じ。握ったレバーを戻す際、スムーズに戻らないで小刻みに戻ってしまいます。クラッチが突然繋がるので、半クラッチの調整が困難です。

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Z1B N.Y様 暫定でキズありシリンダーをホーニングして再使用

  

深いスカッフのあるシリンダーの対処には、内燃機屋さんが混んでいる今の時期、ボーリングするだけでも数か月待ちなので、ワイセコピストンとボーリング済みシリンダーのセットを手配しつつ、入荷するまで暫定で現在のシリンダーを使うことに。フレックスホーンでキズを少し均しておきます。

 

ホーニング前はこんな感じ。傷が深いのは特にこの1番シリンダーです。

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