メインヒューズが直ぐに切れる不具合が発生しました。
交換歴の無いイグニッションスイッチも含め、疑わしい所をあれこれ点検しましたが原因は見つかりません。
電装品で交換歴が無いのは他にメインハーネスぐらいなのでこの際新品交換することに。
メインハーネスを外します。
交換用に使うのは、こちらのPMC製Z1000Mk2用メインハーネスです。
ジェネレーターハーネスなどは大きく異なるので、途中で切断してギボシを加工します。
テール周りはサブハーネスが無くなり、テールランプまでダイレクト配線に。
ハンドルスイッチの接続も、右はOWタイプ、左はW650純正と、左右ともメインハーネスと異なるので改造して接続します。
イグニッションスイッチも、回路やハーネスが大きく異なります。
カプラーをメインハーネス側に合わせて交換し、結線も変更して適合させます。
基本はメインハーネス側を加工せず、補器類の方を改造して合わせることで、今後はZ1000Mk2用の部品が適合するようになります。
ヘッドライトリレーの信号線は、小型のカプラーにするなど、ヘッドライトケース内はコンパクト化を図ります。
ハーネスの艤装が終了しました。
メインハーネスを交換すると、ハーネス類はミニマムな構成にすることができ、今後の故障探求もやり易くなります。
ヒューズBOXは、ヒューテック製のミニブレードタイプを使用。
全て結線し、電装系の動作確認をしたところ、リヤブレーキを踏むとメインヒューズが切れました。リヤブレーキスイッチを確認するも、外観は特に異常無し、ヒューズを交換して再度リヤブレーキを踏むとまたメインヒューズが切れます。リヤブレーキスイッチはネジ部が金属製の社外品だったので、内部でショートしているかもしれません。スイッチは油圧式に変更します。
ブレーキラインを一旦切り離したので、スイッチ交換後はエア抜きします。
再度動作確認したところ、全て正常となりました。
ほとんどすべての接続部を加工することになるので、ここまでの作業で4時間強かかりました。カスタムした旧車のメインハーネスの交換作業は大変な作業ですが、信頼性は確実に増す必須なメンテナンスです。