Z1100R T.N様 シートブラケットの溶接

ヨシムラテンプメーターのステーは、今回新たにこんな形にしてみました。

 

位置はオドメーターの右側で、表面を面一にしています。

 

電装系は動作も全て確認し、ハーネスはフレームにしっかり固縛します。

 

ヘッドライトケース内部の配線も、比較的スリムです。

 

メインハーネスを小分けにした部分は、フレーも左サイドのタンクとの隙間に通します。下側3本のコルゲートチューブがメインハーネスです。

上側は、ヘッドライトリレーハーネス、ETC関係、USB電源、スピードヒーラー関係です。

 

右側はこんな感じ。

 

バックボーン周辺。

 

シート下。右の方から、スピードヒーラー、IGコイル、ウオタニSP2、ETC車載器などです。

 

バッテリー右サイドには、ヒューテック製のミニブレードヒューズBOXを装着。

 

バッテリー左サイドはヘッドライトリレーです。

 

弊社製のFRPヘッドライトケースを装着しますが、ノーマルのツバ付きカラーを装着するには、穴を少し広げます。

 

ツバ付きカラーを取り付けます。これで締め付けても割れにくくなります。

 

電装系は、テール以外終了です。

 

ダミータンクを載せて、クリアランスを確認します。

 

さて、本題のシートブラケットの製作です。

シートとテールカウルを繋ぎ、フレームと結合するためのプレートは、3ミリ厚のジュラルミン板から切り出します。

 

大まかに切り出したら、後は現車に合わせて微調整します。

 

リヤのゼッケンプレートも切り出します。

 

素材は低発泡塩ビ板のフォーレックスで、強度を考え5ミリ厚を使います。

アクリルよりもかなり軽量なのが特徴です。

 

ゼッケンプレートと三角プレートが完成しました。

 

三角プレートをシート形状に合わせて更に微調整します。

 

テールカウルは縁の部分をカットします。

 

三角プレートが付きました。

 

車体に載せてフィッティングを確認します。

 

シート周りをフレームと結合するためのブラケットをカットしたシートレールの根元にセットします。

 

ブラケットをクランプで固定し、この状態で溶接で仮止めします。

 

再度、後ろから見てバランスを確認します。

 

ブラケットを仮溶接します。

 

シートを外して、ブラケットを本溶接します。

 

溶接完了です。

 

刷毛で塗装します。

 

塗装完了です。

 

挟んである白い板はダミーのゼッケンプレートです。

 

この後、ブラケットのネジ穴の位置を割り出して、三角プレートに穴開けして固定します。

 

ワークスタイプのゼッケンが付くとこんな感じになります。