Z1R2 I.Y様 キャブセッティングとオイル漏れ

キャブセッティングに向かいます。

 

オンボードカメラはタンクにセット。

ガレージ周辺でスロットル低開度域をセッティングし、

メインジェットの選定は高速道へ。

 

途中、可能なところでメインジェットを変更します。

 

 

石川PAに到着。

 

ここで新たなオイル漏れを発見。

タコメーターギヤからのオイル漏れは止まりましたが、

ヘッドとシリンダーの間からかなり漏れています。

 

シリンダーのオイル漏れは中央部分だけなので、

Oリングの不具合でしょうか。

 

走行には支障がないので、残りのキャブセッティングを済ませ、ガレージに戻ります。

 

欠品していたメーターカバーをお持ちいただいたので取り付けます。

 

フロントカウルも取り付けます。

 

マスターのリザーバーステーは、メーターカバーに合わせてやや曲げて調整します。

 

カウルとレバー周りの位置関係はこんな感じ。

ここがタイトなZ1Rにとって、一番苦労するポイントですね。

 

クラッチ側はこんな感じ。

 

グリップは地面に対して水平に。

 

エンジンが冷めてきたので早速分解点検します。

 

新車から初めての腰上分解となるようです。

先ずヘッドを外します。ピストンが見えてきました。

 

ヘッド内部は後程点検します。

 

燃焼室側は経年の重みを感じますね。

 

ボアはノーマルのφ70ミリです。

 

カムチェーンローラーは、ゴムの硬化は進んでいますが、摩耗はそれほどでもありません。

 

ローラーの一部は、カラーとダンパーが剥離しています。

カムチェーンローラー類は、全て新品交換することに。

 

ピストンも比較的きれいです。

今回はコストを考えて、継続使用になることでしょう。

 

初の分解とあって、どこも手が入った形跡がありません。

 

シリンダーもきれいなので継続使用でよいでしょう。

 

オイル漏れの原因はやはりこのOリングでした。

つぶれたまま硬化しています。

約40年間ご苦労様でした。

 

今のところ大きな不具合はありません。