KZ1000-S1に使われている小型のオートカムチェーンテンショナーは、現在でも純正部品として入手できます。
S1のパーツリストがこちらです。
テンショナーのページはこちら。
部品番号はこちら。「RACING USE ONLY」と書かれている部品以外は、基本的に一般市販車の部品です。
今回、数セット分発注しました。
部品構成はこんな感じです。基本的な構造は、Z1000Mk2と同じです。
ベアリング受けのテーパー面を形成するこのスチール製カラーは、アルミのハウジングに軽圧入となります。
カラーはバイスで挟むだけで圧入できます。
口元内側にテーパーが形成されています。
プッシュロッドはスプリングを縮めてからセットします。
サイドのストッパーボルトでプッシュロッドを仮押さえした状態でエンジンに組み付けます。スプリングを抑えているピンは、この時点で抜きます。
エンジンに取り付けたら、ストッパーボルトを一旦緩め、プッシュロッドを開放します。その後、ストッパーボルトは再度締め付けますが、深い段付き部分ではプッシュロッドに届かないので、単なる抜け止めとなります。
元々このテンショナーは、KL250初期型に純正採用されていたものです。
S1用はただブラック塗装してある点が違いです。
構成部品の部品番号も、色違いのハウジング以外は全て同一です。
因みに、同時期のZ1300-Aとも共通です。
1000J純正と比較します。手前が1000Jです。
このL字型のモデルは、ゼファーなどでも採用されているおなじみの形ですね。
部品代は全8点の合計で税抜き5,330円と、意外にリーズナブルです。
いつ生産終了になるかわからないので、購入はお早めに。