S1キャリパーの出荷に向けて組み立てします。
先ず、フレア加工されたブレーキチューブなどとの接続箇所には、この真鍮製のコマを圧入します。
通常は母材に逆テーパー形状を直接作り込みますが、製作のし易さを考慮して先端テーパー形状のコマを軽圧入する構造になっています。
もし傷ついた場合は、ドリルで揉み取り、新たなコマに交換することになりますが、補修用部品は無いので新規に製作することになります。
コマの圧入後はこんな感じです。
続いて、シールを溝にセットします。
ピストンを挿入します。
左右の用途を決め、ブリッジチューブを取り付けます。
ブリーダープラグ2個とブラインドプラグ1個を取り付けて組み立て終了です。
エア圧によって、正常動作と漏れが無いことの確認をします。
エア加圧したこの状態で、ダミーパッドが左右にスムーズに動かせればOKです。
出荷準備ができました。到着まで今しばらくお待ちください。