左右のカラーの長さを決めるため、現状のホイールアライメントを計測します。
各部を計測し、現状のホイールセンターからの左右振り分けを割り出します。
現状はホイールセンターが左に8ミリほどズレていたことが発覚しました。
チェーンラインもホイールセンターからだとノーマル値とわかりました。
スイングアーム内幅を考慮し、左のカラーは16.85ミリと決定。
右側は5.75ミリに決定。これでホイールセンターがスイングアーム幅の中心に来る計算です。
最後にトータルの幅もスイングアーム内幅と同じことを確認します。
フロントオフセットスプロケは必要ありません。
既存のスプロケットボルトはネジが渋いのでダイスを通しておきます。
シリコンボンドで固めてあるバルブもなにか怪しいので交換します。
緩み止めでしょうか、漏れ止めでしょうか。このホイールの入手時からこうなっていたそうです。
バルブを外して穴の周りを清掃し、点検します。
大きなキズも無く特に異常はありません。
新しいバルブを取り付けて、今回の修理は完了です。