Z1100R T.N様 S1キャリパーサポートの試作

走行テスト用のS1キャリパーサポートを製作します。

走行テストは先ずデモ車で行うので、その1000Jフォークに合わせて製作します。

サポートの形状は、J系だけでZ1000J Z1000R Z1100Rの3種類となり、それぞれ細部の設計が異なります。

材料は7N01の板材で、サポート1枚が入る大きさにカットしたものです。

 

先ずはプレスで2方向に曲げます。

 

既定のオフセット量と平行が出るように調整しながら、少しづつ何度か曲げて合わせます。

 

曲げができたら穴位置をマーキングします。

 

穴開けします。

 

輪郭に沿って切り出します。

 

バリを取り、切断面を仕上げます。

 

フォークに取り付くところはサポート側にネジ山が必要なので、

裏側にカラーを溶接して必要なネジ長さを確保します。これもS1と同じ手法です。

 

メインのプレートとカラーを連続してネジ切りします。

 

S1キャリパーサポートが完成しました。

 

キャリパーに仮組してみます。

 

テスト用のドナーはこちらのデモ車です。

 

弊社製S1キャリパーが付いた現状はこんな感じです。

サポートはワークス車をモチーフにしています。

 

既存のキャリパーを外し、S1タイプのサポートを取り付けます。

 

S1キャリパーの脱着の際は、リムとキャリパーのクリアランスが狭いので、パッドを外した状態で行います。

 

キャリパーをサポートに付けてからパッドを取り付けます。

こちらのパッドもV-MAX用です。

 

仮組するとこんな感じです。