ロングのチェック走行が終わったので、オーナーさんご希望の車高下げです。
リヤショックは1G乗車で現状のストロークはこのくらいです。
プリロードが荒れたワインディングでも底突き感はありませんでしたが、リヤの車高はこれでミニマムでしょうか。
フロントは先ずフォークのエアを抜きます。
続いて、フォークを突き出して車高を下げます。
左右のインナーチューブを繋ぐイコライザーが付いているので、15ミリ下げくらいが限界です。
イコライザーがズレないよう、下側にもホースバンドを巻いてストッパーとします。
ブレーキペダルは少し高さを調整します。
プッシュロッドが渋くて回しにくいので、ステッププレートを外して作業します。
マフラーステーは、余ったところをカットして塗装します。
取り付けるとこんな感じです。
リヤブレーキスイッチのタイミングも調整します。
ナンバー交付後直ぐに注文したETC車載器が入荷しました。
本体取り付け位置は、テールBOXを生かせるようこちらにしました。
インジケーターはスピードメーター下へ。
アンテナはメーター裏右側です。
最後に、キャブの極低速域のみ微調整します。
パイロットスクリュー付きなので、調整しながら最適値を探します。
走っては止まり、エアスクリューとの組み合わせでパターンを試していきます。
パイロットスクリューは1/2戻しに落ち着きました。
2000rpm以下からアクセルに追従するトルクが確保できるようになりました。
チェック走行も250kmを超えました。初期トラブルも特に無し。
車高を下げた最終仕様がこちら。これで完成です。
深くバンクさせると、エンジンカバーやサイドスタンドブラケットが接地し易いのでご注意を。
あとは、シートのアンコ抜きで更に足つきがよくできるでしょう。
因みに、R1用シートは着座位置が後ろ寄りなので、ハンドルが遠くなります。
小柄な方は、シート前方の山を無くすか、ハンドルをセットバックさせてもいいでしょう。