Z1000J O.H様 S1スイングアーム取り付け

SR1純正のスイングアームに交換します。

S1スイングアームは既にレストア済みです。

 

その前に、ミッションカバー辺りからのオイル漏れを修理します。

 

スプロケを外してみると、その奥のオイルシールから漏れていました。

 

オイルシールを外します。

 

新しいオイルシールを圧入します。

 

古いオイルシールを重ね、スプロケをセットし、スプロケボルトの締め込みで圧入します。

 

オイルシールの深さはこのくらいです。

 

リヤホイールを外します。

 

ハブダンパーを点検します。問題ありません。

 

既存のスイングアームを外します。

 

S1スイングアーム用に準備しておいたカラーに差し替えます。

 

スイングアームを車体にセットします。

 

マフラーとオイルキャッチタンクの部分が干渉します。

 

サイレンサーステーにスペーサーを入れてマフラーを逃がします。

 

スプロケキャリアのボルトは緩み易いので、外したついでにトルクチェックしておきます。

 

リヤホイールを取り付けます。

 

フロントスプロケのボルトはネジロックを塗布して締め付けます。

 

締め付けトルクは規定値よりやや強めの9kg・mです。

 

締めたらマーキングしておきます。

 

S1スイングアームが装着できました。

 

続いて、キャブ後方の隔壁を製作します。

 

2個の大きい穴はブリーザーホース用です。

 

隔壁を取り付け、ブリーザーホースを配管します。

 

裏側はこんな感じです。

 

キャッチタンク側はやや太いので、エンジン側ホースは途中で変換しています。

 

続いて、オイルクーラー関係のリフレッシュです。

 

古いホースを外します。

 

オイル滲みのあるコアを外します。

走行チェックでは漏れ箇所が特定できませんでした。

 

コアの裏側は、ブラケットと接する部分がやや変形しています。

 

漏れはこの辺りでしょうか。

 

ブラケットはこんな感じ。

 

内部のオイルを洗浄し、エア圧を加えて漏れチェックします。

 

コアを水につけると直ぐに泡が出てきました。

 

その動画がこちら。

 

泡が出るのはドライバーで示しているこのフィンの奥です。潰れているところではありませんでした。

 

コアも新品交換します。外観には今まで通りの改造を加えます。

 

耳をカットし、サイドに穴を開け、塗装して完成です。

 

ホースは予め少し長めに切り出しておきます。

 

片側に新しいフィッティングをセットします。

 

オイル取出し口は純正改造品に変更します。

 

ホースを仮組します。

 

予定のルートに通し、長さを決めます。

 

反対側も同様に。

 

先ほどの長さでカットし、もう一方のフィッティングをセットして完成です。

 

車体に取り付けます。ホースのレイアウトはこんな感じです。

 

今回のメニューはこれで終了なので、チェック走行してきます。

 

油温を上げ、オイル漏れが無いことを確認します。

 

スイングアームもいい感じです。