Z1000J1 K.T様 ヘッド分解点検

 

ヘッドを分解点検します。

 

バルブを外します。ステムとガイドのガタは限度値内でした。

 

エキゾーストスタッドも交換するので外します。

 

カーボンを落とすため、燃焼室とポートにリムーバーを塗布し、しばらく置いて浮かせます。

 

バルブもカーボンを落とします。

 

傘の上はこんな感じ。年式の割にはカーボンは少な目です。

 

バルブをボール盤にくわえ、サンドペーパーでカーボンを落とします。

 

カーボン落とし後はこちら。

 

点検すると、バルブフェースの摩耗が多く、かなり段付きになっています。バルブシート側はカットし、バルブは新品交換することにします。バルブフェースを研磨する方法もありますが、そうするとステムの突き出しが多くなり、それに伴ってシムが極端に薄くなるため、できるだけそれは避けたい方法です。

  

ポートのカーボンを落とします。

 

燃焼室のカーボンも落とします。

 

洗浄簿、再度点検します。

 

この車両入庫当初から気になっていたのがこちら。4番キャブホルダーのネジ穴に、ボルトが折れ込んでネジ穴が浅くなっているのです。ヘッドを外した今回が修理のいい機会となりました。

 

折れ込んだボルトにドリルで穴を開け、徐々にドリルを太くしてできるだけ削り取り、最後はタップで仕上げます。

 

無事に修正できました。ヘッドはこのあと面研とシートカットの加工に出します。

 

先日加工が済んだフレームは、これから塗装屋さんに送ります。

 

少々遠方なので、しっかり梱包して発送します。

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