フロントマスターはAPのCP3125-2に変更することになりました。
レバー比可変タイプなので、それを利用してレバーとグリップの距離も多少調整できます。
PMC製のミラーホルダーと、アクティブ製のブレーキスイッチも併用します。
ブレーキスイッチを付けるため、レバー軸のボルトをキット付属の長い物に交換します。
レバー軸にブレーキスイッチを共締めします。
スイッチ動作用のベロを付け、ON-OFFタイミングを調整して締め付けます。この際、レバー軸のボルトは強く締め過ぎるとレバーが固定されてしまうので、セルフロックナットを使って加減して締めます。
ブレーキホースは少しルート変更して継続使用。接続後、キャリパー側から真空引きします。
ある程度油圧系統内にフルードがいきわたったところで、レバーをコチョコチョストロークしてマスター側からエア抜きします。
ブレーキホースが上下ストレートだと、レバーを少し握る度にリザーバータンクにエアが出てくるのがわかります。これを100回ほどやってホース内部の細かいエアを抜いておくと、あとのエア抜きが早く終わります。
キャリパーを外すため、先にパッドを外します。S1キャリパーとφ330ローターの組み合わせでは、ホイール形状にもよりますがパッドを外さないとキャリパーが脱着できないのです。
キャリパーを外します。
ピストンを最後まで押し込みます。S1キャリパーはピストン径が非常に大きいうえに厚みが薄いのでピストンが斜めになって引っかかりやすいため、なるべく真っ直ぐに押すようにします。
ピストンを押し込んだら間にスペーサーを入れます。
ブリーザーを上にしてエア抜きします。
続いてレース対応。先ずはフロントフェンダーのステーに、タイヤウォーマー用の逃げを作ります。
現状では110タイヤだとクリアランスが狭くてウォーマーを巻くのはかなり困難です。
削るか所にマークして、ホイールを外します。
マークしたところを削って逃げ加工します。
ウォーマーの生地が引っかからないよう、断面はバフで研磨しておきます。
フロント周りを復元します。
逃げはこんな感じです。
次はラップタイマーの取り付けです。モニターの取り付け位置を検討します。
場所はオドメーター上に決定。こんな感じのステーでいけそうです。
ジュラルミン板でステーを製作、ブラック塗装して取り付けます。
モニターを取り付けます。
ストレートで伏せた時は、スピードメーターとタコメーターの間から前方を見る形になるので、これなら視界の邪魔になりません。視線の移動も最小限で済みそうです。
オドメーターも隙間からなんとか読めます。車検もこのまま通りそうです。
マグネットセンサーは誤作動しにくいように地面に近い方がいいので、フレームの下にステーで延長して取り付けます。
電源はヘッドライトケース内から取り出します。
配線して動作確認します。モニター内部に充電電池を内蔵していますが、イグニッションON状態で充電される回路になっています。インジケーターランプは、緑が点くけば「区間タイム更新」を表します。緑→緑→緑といけば、べストラップ更新となります。
次にアンダーカウルを取り付けます。こちらは過去に製作済みの1000J用です。
汎用品を加工し、1000Jに合わせてあります。
フレーム側にステーを取り付けます。
カウルの取り付けはズースファスナーで。