Z1000J1 U.T様 継続車検とカムプラグオイル漏れ修理

 継続車検のご依頼です。合わせてヘッドカバーのカムプラグのところからのオイル滲みも修理します。

 

フロントタイヤは摩耗が進んでスリップサインが出ているので交換します。現在のロードスマート4は2019年に前後ワイドホイール化した時に付けたもの。リヤはまだ山がありますが5年経っているので前後合わせて交換することに。

  

使用するタイヤはダンロップのQ5A(キューファイブエー)です。現在、リヤの150/70-18はどこも在庫切れのようで、とりあえず山の無いフロントを先行して交換します。

 

タイヤ交換後、通常の車検整備を実施。フロントブレーキのフルードも交換します。

 

フロント周り完了です。

 

続いてリヤ周りへ。こちらもフルード交換も実施します。

 

車検整備の途中、ヘッドカバーのカムプラグのところからのオイル漏れも修理します。

 

ここは前回2020年に修理しています。その前は車両製作時の2016年にエンジンも全分解してオーバーホールしているので、約4年周期で修理している計算になりますね。J系エンジンのウイークポイントです。

 

先ず、イグニッションコイルを外します。

 

ヘッドカバーを外します。

 

カムプラグとヘッドは液体ガスケットで接着していますが、オイル漏れしている個所はオイルが通じてしまっています。様々な要因があると思いますが、多くはエキゾースト側が先に漏れ出すので、エンジンの熱によるヒートサイクルが主な原因と思われます。今のところ100%の解決策が無いのが現状で、漏れて気になるレベルになったらその都度修理することになります。

 

残ったガスケットなどを剥がします。車載だと狭い空間しかないので、ノコ歯を改造して作った小さなスクレッパーが活躍します。

 

合わせ面の清掃後はこちら。

 

よく脱脂し、カムプラグ周辺のみ液体ガスケットを塗ってセットします。ガスケットは信頼性の高い純正品を使用します。

 

ヘッドカバーを復元します。

 

クラッチレリーズの遊びも調整しておきます。

 

ジャッキアップするとリヤサスのスプリングが少し遊ぶので、5ミリほどプリロードをかけておきます。

 

チェーンの弛みが多いので少し張っておきます。

 

後日、予約した日に車検場で検査を受けます。いつものように自走で向かい、往復は実走チェックを兼ねます。

 

これで車検は終了です。リヤタイヤは入荷次第交換するので、お手数ですが再度お越しくださいませ。

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