Z1R1 T.K様 アウトプットシャフトからのスピードメーター回転取出し 試運転 構造変更検査

 

スピードメーターの回転は、ミッションのアウトプットシャフトから取り出すタイプにするので、シャフト中心の中空穴に回転子を取り付けます。

 

回転子は初期のころはアルミ製でしたが、現在は耐摩耗性のいいスチール製としています。

 

スピードメーターギヤボックスとケーブルは、ホンダ純正部品を使います。

 

ギヤボックスをマウントプレートに付け、エンジンに取り付けます。

 

上から見るとこんな感じ。

  

ミッションカバーは純正をカットしたもの。カットのスタイルは当時のワークスMk2車と同様にしています。クラッチレリーズはPMC製のイージークラッチキットを使用します。

 

クラッチプッシュロッドは、レリーズ本体が厚くなるので、その分短い付属の専用品を使います。

 

クラッチレリーズをスプロケカバーにセットします。

 

スプロケカバーを取り付けます。

 

クラッチレリーズの遊びを調整します。調整方法は構造からZ1000Jと同じです。

 

カバー取り付け後、スピードメーターケーブルを差し込みます。

  

ケーブルのルートは、キャブの前から立ち上げてこんな感じに。

 

車検が切れているので仮ナンバーで試運転します。

 

翌日は構造変更検査のため、ナンバー管轄の車検場へ。今回はハンドル幅などが変わるので構造変更検査となりました。

 

無事に検査を終えてガレージに戻ります。今回、メーターは左右ともオーバーホールして針を下振りタイプにカスタムしていただきました。施工は岡山のクラフトビーさんです。

 

タコメーターの方はレスポンスがかなりスローなので、もう一度点検・修正していただくことに。その間は手持ちの純正タコメーターにしておきます。

  

車検が取れたので試運転に向かいます。

 

ガレージ周辺で確認後、高速道へ。

 

高負荷時にノッキングが出ます。ウオタニの点火時期ダイヤルで少し遅角させます。

 

ウオタニSP2はPAMSの黒箱です。左側のREVダイヤルは0(ゼロ)の9200rpmにセット。右の点火時期ダイヤルは、初めはハイコンプの#5にしましたがノッキングがでるので1段階ずつダイヤルを進めて今は#9です。それでもまだノッキングするので、更に点検・調整します。

この後はロングの走行チェックをしたら完成です。