先日の筑波走行でもエンジン不調があったので、TOTに向けて早期に修理することに。
スロットル1/4~1/2くらいで少しバラつくとのこと。高速道でチェックします。
走りだして直ぐにキャブセッティングの問題だろうと判断。不調のスロットル開度からニードルクリップ段が合ってい無いもよう。
1ヵ月ほど前にチェック走行で確認した時は問題のない領域でした。ですが、キャブの蓋を開けて点検すると、ニードルクリップを押さえているストッパーがかなり緩くなっており、このような位置になっている気筒も。この状態だとクリップの切り欠き部分が来るとストッパーから抜けてしまい、ニードルが遊んでしまうこともあります。
4番気筒を見るとクリップがストッパーの上に乗っており、これではニードルが保持できていない状態です。このような状態ではスロットル開度中間域でニードルが遊んで燃調が狂います。これが原因のようです。
ストッパーを少し曲げてフリクションが出るようにし、ニードルを確実に押さえるようにセットします。この後の試走ではエンジンは調子よく回るようになりました。このストッパーの緩み現象は稀にあることです。
ガレージ戻り、その他のレース対応をします。
リヤのゼッケンはワークス仕様を製作します。
5ミリ厚の発泡塩ビ板から切り出したワークスタイプゼッケンプレートです。あとは現車に合わせて少し加工しながら取り付けます。
続いてフロントゼッケンプレート下部ステーとチェーンガードをアルミ板で製作。
チェーンガードは転倒時の手や脚の巻き込みを防止するために装着が義務付けられています。
スイングアーム裏側にナットサート用の穴を開けます。
ナットサートを取り付けます。
チェーンガードを取り付けるとこんな感じ。
ワイヤリングも指定の箇所にすることが義務付けられています。こちらはリヤアクスル周り。
フロントアクスルは長ナットに変更して対応します。
オイルフィラーキャップもワイヤリング。ドレンボルトは次のオイル交換時に行います。
現在練習走行を重ねている最中なので、本番用のタイヤも準備しました。ダンロップのα14は廃盤となったので、今後リヤ70扁平はこのピレリ一択となりますね。グリップがいいのでタイムも更に上がることでしょう。