委託販売車両のこちらのZ1000J、新しいオーナーさんが決まったので、納車に向けてカスタムします。
CRキャブには樹脂製のファンネルが取り付けられていました。
このファンネルは小さいイモネジで取り付けられているタイプですが、そのまま手で簡単に取れてしまいます。
樹脂製のためイモネジをきつく締めると割れてしいます。走行中に脱落するおそれがあるのでほぼ観賞用です。
ファンネルをケーヒン純正に戻します。CRの場合は純正ファンネルがベストです。
既存のフロントマスターは純正ですが、ロッキードキャリパーとの組み合わせで極端にレバーの握り代が少なくなっています。キャリパーピストンのスプリングバックや、パッドとローターの並行度がいいなど、ブレーキが良好な状態と言えますが、握り代が少ないことに慣れていないとのことで、マスターをレバー比調整式のAPに変更します。
ミラーホルダーが無くなるので、PMC製のハンドルクランプに変更します。
マスターを交換してエア抜きします。取り付け関係がほぼ同じだったので、ホースはそのままでいけました。
エア抜き後、レバーの握り代がある程度つくようにレバー比を変更して調整します。
今回の場合は、ピンを引っ込めてレバー比を大きくする方向に動かし、レバーの握り代を純正並みに確保します。同時にブレーキの効きも良くなるので好都合です。
ブレーキスイッチは別で手配していますがまだ未入荷です。先にブレーキの配線を新たに引いて、ブレーキランプの動作だけ確認しておきます。
ほかにもフロントフォークのエア圧も標準状態になるようエアを補充します。
このあとETC車載器の取付と、ハンドルの高さをちょっとだけ増す変更を加える予定です。