今シーズンから筑波サーキットを走り始め、先日で2回目の走行を終えたところです。継続車検の時期でもあり、合わせて整備します。
外装を外します。
ギヤ比を少しショートに変更します。現在はフロント18Tのリヤが44Tで、これのフロントを16Tに変更します。
スピードセンサー関係を外します。
フロントスプロケを外します。現状はサンスター製のJ系用でラインナップは18Tのみ。スプライン部分の厚みが純正同等に厚く、スプラインへの攻撃性が低いのでよく使っている物です。
今回は16Tの設定があるPMC製のオフセットスプロケを使います。
ミッションカバー周りを清掃します。
このスプロケはスプライン部分が薄いので、スペーサーを足す必要があります。こちらのスペーサーはJ系ミッション部品にある純正部品です。
15kg・mで締め付けます。
ロックワッシャーを確実に折り曲げ、スピードセンサーを復元します。センサーはギヤ比変化の影響を受けるので、あとで走行チェックしてメーターは校正します。
チェーンが弛むので調整します。先ずはエキセンを緩めます。
トルクロッドも少し緩めます。
エキセンを回してチェーンの張りを調整します。
チェーンの張り調整後はこちら。リヤアクスルの位置は後ろ過ぎないのでチェーンの長さはこのままで大丈夫ですね。
続いてラップタイマーを取り付けます。磁気センサーは路面に近づけるため、フレームから下にステーで下げます。
アンダーカウルとのクリアランスを確認しながらセンサーを取り付けます。
こちらのアンダーカウルも車両製作時に一緒に準備していました。タイムが上がってきたので次回は筑波のA枠を走ります。
ラップタイマー本体は元の添付メータステーに取付。テンプメーターは丸メーター間に移設。
フロントタイヤは山が少なくなってきたので交換します。
スリップサインが微妙に出てきたので、このままでは車検は無理だったでしょう。
ホイールを外しますが、S1キャリパーはパッドを先に外さないと取れません。
ホイール形状にもよりますが、S1キャリパーの脱着は多くの場合パッド無しの状態で行います。
フロントホイールを外します。
タイヤを外します。
新しいタイヤを組み、バランス取りします。ちなみにα14は廃盤になったようですね。こちらのタイヤはデッドストック品を探されたそうです。
キャリパーも点検・清掃します。
今までのパッドは新品ローターの慣らし用に摩材が柔らかいタイプを使用していましたが、今回から効きのいいメタルのゴールデンパッドに変更します。
キャリパーを取り付け、パッドをセットします。
車検なのでブレーキフルードを交換します。
リヤブレーキも同様に。
エンジンの失火が散発するのでウオタニSP2ユニットも交換して様子を見ます。
ダイヤルはレブリミットを今回から10200rpmにセット。だいぶ慣れてきたようなので必要に応じて10000rpmまで使ってください。点火マップは前と同じ7番にセット。
SP2ユニットを入れ替えます。さて、エンジンの失火は直るでしょうか。