Z1000J2 A.K様 キャブセッティング 最後の仕上げ

 

エンジンの慣らし運転が終わり、ブレーキの当たりも付いてきて、フロントブレーキレバーは握り代が少し少なくなったところで安定してきました。

 

握り代が減った分はレバー比を調整して、ブレーキがもっと効く側にアジャストします。

 

レバー比アジャスターの出代をボルト2回転ほど短くします。これで握り代、レバーの距離、ブレーキの効きの3項目がバランスよく整いました。

 

お持ち込みのポリス純正ミラーで慣らし走行した際に、ミラーが振動や走行風で動いてしまって見づらかったので、こちらのナポレオンクロス2ミラーに変更します。

 

フロントカウルが付いたまま脱着もできるので便利でお勧めです。

 

クラッチスプリングにワッシャーを追加して荷重を上げ、滑り対策したので効果をチェックします。

 

クラッチ滑りは解消したので、最後にメインジェットの選定です。

  

ジェット類はお持ち込みのセットを使います。

 

キャブ下の空間は広く開けてあるので、出先でのメインジェット交換は容易です。ドレンを緩めた際のガソリン受けに、平たいプラスチックの開きパッケージを利用すると便利です。因みにこれはブレーキパッドのパッケージです。

 

ガソリンをタンクに戻す際にも、この形状が好都合。

 

メインジェットを数回交換して最適値を探します。

 

八王子ICで折り返します。1200ccの加速は重い車体をとても軽く感じさせます。

 

キャブセッティングとその他の動態確認が終わりガレージに戻ります。

 

シート前端のベースの修正部分、表皮を剥がして行ったのでタッカーで止め直します。

 

ETC車載器も入荷したので取り付けます。アンテナはヘッドライトケース上に設置。

 

インジケーターランプはオドメーター脇に設置。

 

車載器本体はテールカウル内に。

 

スプロケカバーも改造してシフトパターンが無くなりました。車検で必要なのでフレーム側にテプラで作ったシールを貼っておきます。

  

これで今回のカスタムは完成です。ハイパワーな1000Jをお楽しみください。