フィルターボルトは、6角の頭が少し舐めているので新品交換します。

フィルターの下に入るワッシャーは汎用品が付いていたので、純正の薄いワッシャーに交換します。

フィルターとドレンボルトなどを取り付けます。

続いてエンジン車載へ。まだ軽いこの状態で車載します。

フレームの養生は、ビニールホースに割を入れて被せると便利です。

エンジンは人力で載せ、ジャッキで支えておきます。

エンジンマウント類はPMC製の新品に交換します。マウントプレートは既存の純正を再塗装したものです。

エンジン車載完了です。

ブローバイの気液分離装置を組み込みます。

ブローバイカバーを取り付けます。

フィラーキャップは、傷があれば迷わず純正新品交換で。今でも買えます。


オイルレベルゲージも純正新品を使います。

取り付けは向きを合わせて押し込むだけ。

クランクの右エンドです。サビがあるのでこのままではカバー取り付け時にオイルシールを傷つける恐れがあります。

#1000番程度のペーパーで研磨しておきます。

エンジン右サイド、取り付け完了です。

チェーンで大きく削れていたミッションカバーは、別の純正良品と交換しました。

チェーンは純正と同じ630。フロントスプロケは純正で1.4ミリオフセットしているので、飛び出している方をエンジン側にして取り付けます。

Mk2と同じくスプラインの長いアウトプットシャフトなので、内側ギザ付きの純正ロックワッシャーを使います。

ナットも純正を使いしっかり締め付けます。因みにトルクは規定値寄り高い13kg・mとしています。

締め付け後、ロックワッシャーをしっかり折り曲げます。

ジェネレーターローターボルトは緩みやすいので、ロックタイトを塗布して組み付けます。

こちらはJ系の規定トルクである16kg・mで締め付けます。

ジェネレーターカバーはお持ち込みのメッキ無をポリッシュ仕上げ+塗装しました。ステーターコイルは既存の物が新しそうなので組み替えます。

古いカバーからコイルを外します。

仕上げ済みのカバーに移植します。

ジェネレーターカバーを取り付けます。

端子は痛んでいるので交換します。

被覆が硬化している部分をカットします。

新しいギボシにして繋ぎます。

既存のスプロケカバーを取り付けます。イージークラッチになっていますね。

既存のクラッチケーブルを使いましたが少々長いようです。

コンチハン仕様でよく使うZ1000Rなどと同じZ750GP純正のクラッチケーブルと比較すると10センチ以上長いようです。既存のハンドルはやや高めの幅狭ハンドルですが、こちらのケーブルを合わせてみます。取り付け前にはインナーケーブルに潤滑用にエンジンオイルを数滴注しておきます。

PMCのセットではセルフロックナットですが、ナットにフリクションがあると遊び調整時に手ごたえがわかりづらいので、普通の薄型ナットに変更します。

クラッチレリーズの遊びを調整します。回転方向はJ系と同じボールベアリングタイプなのでMk2とは逆方向となり、J2以降と同じ調整方法となります。

レバーの遊びが何かおかしいと思ったら、Z1系のレバーが付いていました。軸受けに隙間があります。

左はMk2系と同じで互換性のある400FX純正品。こちらを使います。

Mk2以降Z1000RなどJ系全般のクラッチレバーは、このように軸受け部が縦に長くなっています。

レバーを交換し、クラッチケーブルを再度セットアップ。長さもちょうどいいようです。

レバー側にあるアジャスターボルトの切り欠きは下向きで合わせましょう。雨天走行中に雨などが入らないように。円盤型ナットの切り欠き方向はどこでも構いません。

クラッチケーブルはハンドルを左右に切ると上下に2センチほど動きます。なので中間クランプはタイラップなどで固縛せずに、純正のクランプを使ってフローティングさせておきます。

チェンジペダル、クランプ部分のネジ山が無くなっていますね。

ここは強く締め付ける必要があるので、クロモリのキャップボルトなど高強度のボルトを使い、今回はナット止めとしておきます。

エンジン腰下組み立て完了です。

