エンジンの内燃機加工が終了して戻ってきました。
シリンダーはφ76ミリピストンに合わせ、井上ボーリングのアルミメッキシリンダーICBMで製作。上面面研はセットで施工、下面も傷が多かったので追加で面研しています。
支給したこちらのφ76ミリピスタルピストンに合わせてクリアランスを設定、プラトーホーニングもセットで施工。シリンダー内表面は、慣らし後のように平滑になっています。
スリーブがアルミ製なので、鋳鉄製よりも肉厚です。シリンダー全体の重量は半分くらいになるほど軽量化されています。
大径のスリーブが収まるよう、ケース側も大きく削られています。
ケースとシリンダーを合わせてみるとこんな感じ。
ヘッドも修正加工しました。
新品の純正バルブに合わせてシートカットを実施、面研も最低限で施工。
バルブシートカットによるバルブの沈み込みに合わせ、ステムエンドも若干カット、バルブシムの厚さが薄い方に偏らないようにしています。このあと組み立て開始です。