腰上を分解して軽くしてからエンジンを下ろします。

キャブを外します。

バルブクリアランスを計測します。概ね基準値内です。

カムホルダーネジのトルクをチェックします。1本はトルクがかかりません。ボルトはほとんどが別の物に交換されています。

カムチェーンガイドローラーを外します。

カムを外します。ノーマルですね。カムスプロケは30Tでした。

ヘッドを外します。

燃焼室はこんな感じ。カーボンの堆積は比較的少なめですね。

ヘッドガスケットは1枚もの。ピストンはワイセコのようです。

テンショナーローラーを外します。

ゴムローラーはかなりボロボロになっていますね。

シリンダーを外します。ピルトンはワイセコのφ72ミリでした。2ミリボアアップの1075ccです。

シリンダーに気になるところがあります。

4気筒共ピストンリングがサビて固着していた痕がありますね。長期保管の時期があったのでしょう。ワイセコを組んだのはかなり前ということになります。

シリンダー下側はこんな感じ。

シリンダーのサビはこんな感じ。サビの部分は凹んでいるので、圧縮漏れとリングの異常摩耗を起こします。

エンジンマウントを外します。

エンジンを下ろします。
