エンジン分解の続きです。
カバー類を外します。ステーターコイルは社外品に交換されていますね。
スターターのリダクションギヤのシャフトは、純正ではない別のシャフトが流用されていますね。表面が荒いのでこれは手持ちの純正と交換しましょう。
ステーターコイルのハーネスガイドですが、上下逆さまに付いています。指で指したところはローターに当たって配線カバーに傷が付いています。内部の線に傷が無ければいいのですが。
ジェネレーターローターを外します。
クランクのテーパーはきれいですね。
スターターギヤのローラー転動面はだいぶ荒れています。スタータークラッチはASSYで新品交換しましょう。
エンジンを反転させます。
オイルパンを外します。スラッジなどは少なめです。
クランクケースを分離します。
ミッションのドグなども特に大きな損傷はないようです。
クランクを外して点検します。各ベアリングはガタ無くスムーズです。点検棒を通してみると、Z系では珍しく貫通しません。
芯ズレはわずかなので、特に問題無いでしょう。
振れは0.06ミリでこちらも大丈夫です。
クランクケースアッパーのクランクベアリングノックピン周りを点検します。
こちらもクラックなどは無く良好です。
ケースボーリングするのでシリンダースタッドを外しますが、固着しているのでダブルナットでは外れません、ナットを溶接して回します。
スタッドボルトが外れました。
こちらのエンジンも1200ccになるので、アッパーケースもボーリングに出します。