丸タンクから角タンクに変更してオールペンの予定でしたが、タンクはこちらのFRP製ワークス仕様を使うことになりました。こちらも使用の準備をします。
キャップはお持ち込みの純正ブラックです。
閉まると思ったら指でこじると開いてしまいます。こちらも口元が厚くてノッチの引っかかりが浅いようです。
キャップからノッチを外して加工します。
計測の結果、こちらのタンクは0.3ミリ削れば良さそうです。
フライス後はこちら。
今度はしっかり閉まるようになりました。
キーで開くとき、80°くらいまで回さないと開かないので、ノッチはきちんと引っかかっているようです。
エンブレムも取り付けます。
コックはM22ミリがダブルですが、Z1100-B2純正は希少なので手持ちがありません。1個はこちらのZ1Rタイプの社外品を使います。このコックは内部を分解点検したところ、ガソリン通路の最小径がφ3.2ミリとかなり狭いため、大型車のメインとしては容量不足と思います。今回はタンク右側のダミー用として使います。
左側はメインとして使うので、容量の十分なZ1R純正を使います。パイプが長いのでこのままではリザーブが多過ぎますね。
パイプを切り詰めます。
リザーブ用パイプはこのくらいにします。リザーブは5リッターくらいといったところでしょうか。
コックの位置は一番後ろの低くなっているところに付いているため、ガソリンの吸い残しはわずかで済みます。レース車だと1リットル残しで大丈夫なので、筑波決勝10周(ウオームアップとゴール後を入れると13周です)燃費7km/Lとしてスタート時に5リッター積んであれば大丈夫。かなりの軽量化になります。今回はストリート使用が主なので、フューエルセンサーも装備します。
車両に載せるとこんな感じ、完成形をイメージしてください。
ガソリンで内部を洗浄した後、デモ車に積んで確認します。
こちらもガソリンを半分くらい入れて漏れが無いことを確認します。