Z1000J1 A.T様 タンクマウントピン延長 電装品更新 ダミーバンド製作

  

転倒で割れてしまったヘッドライトケースは、手持ちの純正中古品に交換します。こちらも純正品しか無いので、きれいなものはヤフオクでかなり高騰していますね。

 

軽く傷を修正してから塗装します。

 ヘッドライトマウントの純正カラーは少し長いので1ミリほど切り詰めます。

 

長さをラバーと面一にして組み込みます。この方がヘッドライトのガタツキが抑えられます。

 

ヘッドライトケースを取り付けます。

 

既存のキャブ後方隔壁です。

 

フレームに干渉する角部を少し落とし、コーナー部にアールを付け、ナイロンたわしで軽く研磨して汚れを落とします。タイラップの穴も少し拡大しました。

 

隔壁を取り付けます。

 

簡易塗装したバッテリーケースの前側に、今回変更するゼファー750純正新品レギュレーターを取り付けます。レギュレーターの接続部分は長期の使用に伴い焼けたりするトラブルが多いので、点検・交換がし辛い純正位置のバッテリー下より、目視で点検し易いこのような場所に設置した方がいいでしょう。

  

メインハーネスとレギュレーターを直接つなぎたいので、端子を雄からメスへ、また、配線のロケーションもこのレギュレーターに合わせて変更します。

 

端子をメスに変更します。

 

レギュレーターに接続します。

 

既存のオイルクーラ-ブラケットは、スポンジが痩せて硬化しているのでコアがグラグラするのでレストアします。

 

スポンジを剥がします。

 

ブラケットを軽く研磨します。

 

対候性のいいNBR製ゴム板を貼り付けます。

 

隙間調整用にこれまた対候性のいいEPDM製エプトシーラースポンジを挟んで車両に取り付けます。Oリングはブリーザーカバー用の純正品を使いました。純正Oリングも耐久性がいい材質のようですね。

 

タンクマウントピンの長さを確認します。タンク内幅よりだいぶ短いので気になっていました。こちらの車両は角タンクを積むためにピンが短くカットされていたのでした。

 

現車に合わせて延長用ピンを製作します。

 

延長ピンを差し込みます。これで丸タンク用のピン長さになりました。

 

新しいマウントダンパーラバーを差し込みます。

  

タンクを載せて確認します。グラつきが無くなり安定するようになりました。

 

裏側を見るとこんな感じです。ラバーがタンクの受をしっかり支えていますね。

 

続いてテールレンズダミーバンドのステーを鉄板で製作します。

 

カットしたらベンダーで曲げます。

 

塗装して完成。テールランプに取り付けます。

 

ダミーバンド装着完了です。こちらのラバーバンドも対候性のいいカワサキ純正品を使っています。表面に部品番号が書いてあるので、現在も純正部品として注文できます。因みにこのバンドはスーパーシェルパのバッテリー固定バンドだったりします。オイルクーラーコアを留めるのにも重宝します。部品番号は 92072-1188 です。

 

続いてヘッドライト周り。光軸調整用のステーは角ライトの場合上下に2個でセットですが、車両には上側のこちらのみ付いていました。曲がっているので修正します。

 

上側のステーの曲がり修正後、塗装するの研磨しました。下側ステーは手持ちの純正品を使います。

 

光軸ステーを取り付けます。ライトステーともども純正品なので、高さもピッタリ合いました。

 

イグニッションスイッチは、本体の互換性があるエリミネーター250純正を取り付けました。カプラーがメインハーネス側と異なるので改修します。

  

カプラー変更完了です。因みにメインハーネスはZ1000-R2純正品を改造しています。

 

その他、今回更新する電装品関係はこちら。

 

ヨシムラマルチメーター用のブラケットはこんな感じ。

 

J系丸メーター車はイグニッションキーが左にオフセットしているので、キーホルダーなどと被らない位置です。

 

油温センサーを取り付け、配線します。配線はシリンダー後ろの高温部分に通すので、耐熱性の高いシリコンガラス編み組みチューブで保護します。

 

配線を固縛しておきます。

 

完成まであと少し。