オイル取出しの辺りがオイルで汚れていたので掃除しましたが、オイルの出所はどこだったのでしょうか。
オイルホースのフィッティングを外してみます。ここは異物や傷が無いので問題なさそうです。
オイルプレッシャースイッチは、純正より太いOリングがつぶれた状態で入っていました。
ブロックを外します。
8ミリボルト穴の奥側、ここにザグリがあるエンジンは、ネジ穴がオイルのメインギャラリーと通じているので油圧がかかり、Oリングを入れることになっています。この車両は入っていなかったので、オイル漏れはこのネジ穴からだったようです。
J系のごく初期のケースはOリング無しもありますが、基本的は9ミリのOリングと上側にはアルミワッシャーが入ります。
清掃後、新品のOリング3個をセットします。
プレッシャースイッチのOリングも、純正の細い物をセットします。M8ボルトの奥側にはアルミワッシャーもセットします。
オイル取出しを取り付けます。これでオイル漏れは解消できるでしょう。
ブリーザーカバーのニップルに抜け止め加工します。
最近は社外品の抜け止めリブ付きのブリーザーカバーもあるようですね。
キャブを清掃します。ガソリン漏れというより、経年でこびりついたガソリンの色素成分の汚れといった感じです。
ガソリンの古くなった赤っぽい汚れを落とすには、シンナーを使うとわりと良く落ちます。市販のキャブクリーナーも主成分はシンナーだったりします。シンナーの主成分はトルエンなので、トルエンで色素を溶かすのでしょう。