Z750D1 E.Y様 ヘッド分解点検 固着ガスケット剥がし

 

ヘッドを分解点検します。

 

バルブガイドのガタを点検。8ヶ所とも極わずかなので問題ありません。

 

バルブを外します。

 

バルブの傘のカーボンも、年式の割には少ない方でしょう。このあと洗浄してから詳細に点検します。

  

ステムシールとスプリングシートを外します。

 

スプリングシートの摩耗も極めて少ないですね。

 

リフターホールの摩耗も同様に極小です。かなり程度のいいエンジンと言えます。

 

燃焼室とポートのカーボンにリムーバーを塗って剥がし易くします。

 

シリンダーのガスケットを剥がします。

 

こちらもかなり固着していますね。

 

ガスケット剥がしに使うスクレッパーは通常こちらの3本です。

 

大まかに金属のスクレッパーではぎとります。固着部分は一度に取らずに、表面から薄く削って厚みを減らしていく感じ。

 

薄くなったところでセラミックのスクレッパーで端から1ミリ位ずつこそげ落とします。

 

この1面で約1時間半ほどかかりました。これでまあまあ早い方です。このあとオイルストーンで仕上げます。

 

カムチェーンテンショナーのところもガスケットが固着して、剥がすのはなかなか大変です。

 

ガスケットを剥がしてオイルストーンで仕上げるとこんな感じです。