ヘッドを分解点検します。

バルブガイドのガタを点検。8ヶ所とも極わずかなので問題ありません。

バルブを外します。

バルブの傘のカーボンも、年式の割には少ない方でしょう。このあと洗浄してから詳細に点検します。

ステムシールとスプリングシートを外します。

スプリングシートの摩耗も極めて少ないですね。

リフターホールの摩耗も同様に極小です。かなり程度のいいエンジンと言えます。

燃焼室とポートのカーボンにリムーバーを塗って剥がし易くします。

シリンダーのガスケットを剥がします。

こちらもかなり固着していますね。

ガスケット剥がしに使うスクレッパーは通常こちらの3本です。

大まかに金属のスクレッパーではぎとります。固着部分は一度に取らずに、表面から薄く削って厚みを減らしていく感じ。

薄くなったところでセラミックのスクレッパーで端から1ミリ位ずつこそげ落とします。

この1面で約1時間半ほどかかりました。これでまあまあ早い方です。このあとオイルストーンで仕上げます。

カムチェーンテンショナーのところもガスケットが固着して、剥がすのはなかなか大変です。

ガスケットを剥がしてオイルストーンで仕上げるとこんな感じです。
