先日クラッチハウジングを交換した際に、それでもアイドリングでのガタガタという異音が収まらなかったので、今度はカムチェーンテンショナーを交換してみます。
前回はよく見ていなかったのでですが、改めてクランクをレンチで正逆転してみると、カムチェーンの弛みによるバックラッシュが大きく感じられます。正転から逆転に向きを変える時に、カムチェーンが戻ってしまうと少しだけ空回りします。古い純正カムチェーンでは良く起きる現象です。アイドリングではクランクシャフトの回転変動が大きいので、バックラッシュが大きいと異音が発生し易いです。
今回用意したのはこちら。純正のカムチェーンテンショナーで現在入手できる部分全部です。特にボディーとプッシュロッド2本が重要。
既存のテンショナーを外します。
横に飛び出しているキャップは生産廃止なので再使用します。
新しいテンショナーを取り付けます。
今度はバックラッシュが無くなりました。エンジンを掛けてみるとアイドリング時のガタガタ音はかなり減少しました。エンジンは古く分解歴も不明ですが、このくらいのノイズなら温存して乗ればもうしばらくは持ちそうです。