分解中のエンジンの塗装完成を待つ間にレイダウン加工をします。
リヤショックはナイトロンR3の弊社オリジナルスペックを使用中です。スイングアームも弊社のワークスタイプを装着済みで、リヤショックのマウントは外側に10ミリオフセット可能な仕様です。車体の方は後付けのタンデムステップが装着されており、大体この辺りにリヤショックのアッパーマウントを設置できそうです。
タンデムステップとのクリアランスを考慮し、通常はモリワキ位置の365ミリのところを375ミリで検討します。寸法の基準点はスイングアームピボット中心です。
ナイトロンリヤショックは比較的スリムなので、他のリヤショックへの換装も考慮して、クリアランスは余裕を持つようにすることに。今回のマウント位置はスイングアームピボットから380ミリとします。
フレームにマウントピンの取り付け穴を開けます。外側はφ20ミリ、貫通した内側はφ10ミリです。被るガセットの一部も少し削っておきます。
内側はこんな感じ。
マウントピンを挿入してフレームパイプと溶接します。
少し削ったガセット部分も、溶接で繋げておきます。
反対側も同様に加工します。
刷毛で塗装し、ノーマルのマウントピンにはスペーサーを入れ、既存の荷掛けフックを取り付けます。必要無ければノーマルのマウントピンはカットしてもいいでしょう。
既存のタンデムステップを取り付けます。
タンデムステップのペグをたたむと、スプリングに接触するようです。
フレーム側にスペーサーを入れ、タンデムステップを外側にオフセットさせます。
レイダウン完了です。これでリヤ周りはAMAスタイルの最終形状になりました。