Z1000J1 T.A様 ワークスS1仕様製作 エンジンマウントの補強 ジャッキアップリング取り付け

 

今回定員1名仕様へ変更することになり、タンデムステップ用のボスを削除します。

 

サンダーで大まかにカットします。

 

研磨して滑らかにします。

 

S1同様のリヤジャッキアップ用のリングを溶接します。

 

実際にはこうやってパイプをリングに通し、両端を背の高いA型の馬で支えるようにしてジャッキアップします。当時のワークスのパドックでの写真には、実際にこのようにジャッキアップしているシーンも見られますね。

 

続いてリヤのエンジンマウントをS1タイプに補強します。既存のカラーを取り外してみると、両端が削られており長さが2ミリ短い52ミリとなっていました。

 

右側はビトー製のエンジンハンガーとなっています。

 

エンジンハンガーは当時風のシンプルな作りに変更します。

 

フロントのハンガーも同タイプに変更します。

 

溶接用のカラーを準備します。現車に合わせて長さは標準より1ミリ短い53ミリとします。

 

カラーを取り付けエンジンマウントボルトを締め付けます。

 

補強パイプを切り出し、端面形状をすり合わせします。

 

補強パイプを溶接します。

 

バッテリーケースを外し、裏側からも溶接します。

 

今回取り付けるスイングアームは今回レストアしたこちらのS1スイングアームです。ガイドローラーもS1同様にナイロン棒から削り出したものを取り付けます。

 

内幅の調整として、片側に0.5ミリのシムを入れます。

 

これから製作するサイレンサーステーとの位置確認のため、スイングアームは仮付けです。

 

ショックマウントの穴は内径が不揃いなのでφ12.5ミリに統一します。

 

ショックマウントに入る段付きカラーもφ12.5ミリに調整します。

 

カラーを取り付けます。

 

内幅調整用に1.5ミリのワッシャー2枚を挟み、リヤショックを仮付けします。

 

このあとワークス車仕様のフレーム溶接タイプサイレンサーステーの取り付けです。