エンジン分解点検の続きです。詳細に点検するため、各部品を洗浄します。ヘッドはカーボンも落とします。エキゾーストポートは堆積したカーボンでだいぶ狭くなっていました。
大径化されていたバルブも研磨します。
一通り洗浄が終わりました。
カムホルダーネジのヘリサート加工は必要ですが、他は概ね致命的な破損はありません。ガイドは交換後の摩耗も少なく良好です。
バルブシートはカーボン噛み込みの圧痕も無く良好、擦り合わせだけで良さそうです。プラグホールのクラックも無いようです。
ヨシムラφ73ミリピストンはこちら。
洗浄後確認すると、リングの摩耗は寿命の半ばといったところ。まだ十分使えるでしょう。
バルブも研磨しました。純正流用のビッグバルブのようですが、詳細は不明です。フェースの摩耗も少なく良好です。
シリンダーはノーマルスリーブをφ73ミリまでボアアップしたもののようで、肉厚が2ミリ以下とやや薄め。それ以外はクロスハッチも結構残っており、スカッフもほとんど無いのでまだ十分使えそうです。
クランクケースも破損やボルトの折れ込みも無くかなり良好。
クラッチカバーは純正ブレーキペダルで付けたと思われる傷があるので交換する予定。
RHエンジンカバーはメッキ品なのでこちらも交換する予定。