フォーク組み立ての続きです。消耗品は全て交換します。今のところ純正部品は揃いますが、ブッシュの片方はもうじき生産終了のようです。カワサキのHPで部品注文のページから部品番号で検索すると在庫状況がわかるのですが、最近は「在庫僅少」という記載をよく目にします。あくまで在庫が残りわずかということでしょうが、旧車の部品の場合は在庫が無くなり次第販売終了となることが多いです。今回もこれを見て10個追加で注文しておきました。まだあると思っていた部品が無くなってしまうと一気に焦るものです。
フォークシールドライバーでオイルシールを圧入します。
フォークオイルはカワサキのG15を使用。Jの場合は片側約330cc入れます。
油面はサービスマニュアルの規定値に合わせます。専用の治具で上から吸い取ってレベルを合わせます。車種によって伸ばした状態、縮めた状態、スプリングありor無し、など、条件は様々なのでご注意を。
バネも長さをチェック。左右差が無いかも要確認。
バネを挿入します。この場合飛び出している分がプリロードとなります。
フォークキャップをしてオーバーホール終了です。
続いて車体の方へ。フレームの改造も沢山あるので先ずはフロント周りから。
ステムは弊社のS1ステムに交換するので既存のビトーステムを外します。
オイルクーラーブラケットもワークスタイプに変更するので既存のものを外します。
このあとワークスオイルクーラーブラケットをフレームに溶接し、S1ステムを仮付けしてハンドル切れ角をオイルクーラーコアのギリギリに設定し、S1タイプのハンドルストッパーを溶接する作業などに進みます。その際ハンドル切れ角はやや小さくなるので既存のハンドルストッパーとハンドルロックストッパーは削除して作り直します。