チェーンとフロントスプロケ交換に合わせて、リヤスプロケも更新することに。使用するのは弊社のソリッドタイプです。
フロントスプロケの固定は手持ちの中古純正ロックワッシャー一式を使用。
爪をきちんと折り曲げます。ちなみにこの初期型エンジンのスプロケボルト止めタイプは、整備やカスタムする上でいろいろ厄介なので、エンジン全分解することがあれば是非後期型のシャフトに交換し、ナット止めに変更することをお勧めします。
530チェーンと前後スプロケ取り付け完了です。ギヤ比は18×45T、チェーンのリンク数は116Lです。
まだだったリヤブレーキのエア抜きをします。
使用しているノーマルホイールとの干渉を避けてブリーザーが外側に設置されているため、エア抜きはこの内側のプラグからも行わないといけません。
トルクロッドとブレーキホースを新調しスッキリしました。
油圧タイプのブレーキスイッチの動作も確認しておきます。
サイレンサーはステーを外側に配置することでスイングアームとの干渉を避けられました。
現状はクリアランス確保できています。
ハンドルはAREA製スーパーバイクタイプに変更します。
外したついでにクラッチケーブルにエンジンオイルを給油しておきます。
ハンドル交換後はこちら。ブレースバーが無くなりスッキリしましたね。
ホーンは純正が2個付いていましたが変更します。よくやる方法としてガセットのここに6ミリの穴を開け、裏側のデッドスペースに移設します。
そこにノーマルより小型のホーンを1個だけ取り付けます。
穴はこんな感じで開けます。
ミニホーンを取り付けるとこんな感じ。外から見えずスッキリします。エンジンの冷却風も遮らない位置です。
キャブはCR33に変更するので後方に隔壁を追加します。ブリーザーホースの差し込みは抜け止めが無いので加工します。
純正のブリーザーカバーを治具にくわえて旋盤で段付き加工します。
抜け止め加工後はこんな感じ。初期のカバーは純正で段付きになっているので、それを使ってもOK。
90°タイプのブリーザーホースを取り付けます。上に出さない方がキャブの整備性がいいです。
CR33を準備します。整備性を良くするため、ケーブル受けのネジは拡大しスルっと入るようにします。
初期のジェッティングを確認しておきます。メインジェットは一旦緩めておくと、セッティング作業中にホルダーが外れてこなくなり脱着がやり易くなります。
ハイスロも更新します。ケーブルはエンジンオイルで潤滑しておきます。
スロットル径は今回φ36ミリをチョイス。ワイドオープンしづらいですが、操作が軽めなのでツーリング派にはいいでしょう。
CRキャブを取り付けると既存のオイルクーラーホースと干渉するので修正します。
内側のフィッティングをストレートから45°に変更してホースを逃がします。
ホース位置が下がりました。これで大丈夫。
ハイスロを取り付けます。ケーブルの向きは下向きだとタンクに干渉しますね。
ケーブルを少し前側に振るとクリアランスは確保できますが、ブレーキレバーを強く握った時に干渉するようです。
そこでケーブルの向きは前出しとしました。ハンドル切れ角を減らせば下出しも可能でしょう。ちなみにS1ステム+ワークスフレーム仕様だと切れ角が小さいので下出し可能になります。