前後ホイール交換の続きです。
フロントが終わったので次はリヤです。現状は完全なレーシングホイールのフィッティング。特殊なマウントのローターとダンパー内蔵のスプロケットの構成。今回はブレーキ周りとスプロケも交換します。
因みにスイングアームはRZV500とのこと。
リヤホイールを外します。
新しく取り付けるマグタンのアライメントを計測します。
スイングアーム内側はこんな感じ。幅もかなり狭いですね。
左のカラーの長さを合わせた後、マグタンを仮組します。
元々チェーンラインは10ミリオフセットなので、マグタンも10ミリオフセット仕様です。
ブレーキ周りは、ローター径がφ250になり、ローターオフセットがホイールなりになります。今回トルクロッド受けはスイングアームに溶接とし、フローティングマウントはやめます。こちらはサンプルのサポートで取付位置の確認中。
サポートはφ250ミリ用を新規製作。溶接用のトルクロッド受けも。
サポートの大径の穴はフライスで加工します。
リヤサポートができました。
再び取り付け確認します。ここでトルクロッド受けの取り付け位置をスイングアームにマークしておきます。
トルクロッド受けを溶接するので、チェーンを切ってスイングアームを外します。ところがスイングアームは固くフレームにはまっており、ちょっとやそっとでははずれないもよう。エンジンを下ろして前側からプレスで押すなどしないと外れないようです。
今回、あまり作業時間が無いので、何とか車載のまま溶接することに。
下から潜って溶接トーチが届く3方を溶接します。
溶接後はこんな感じ。
採寸してトルクロッドも製作します。
キャリパーも変わったので、ブレーキホースも新規製作します。
長さを決めてホースエンドを組み立てます。
ホースを正規のレイアウトで本付けします。
一旦キャリパーを外してエア抜きします。
リヤのパッドですが、CP2696とサンスタートラッドφ250ミリの組み合わせの場合、内側パッドの裏板とインナーローターが干渉するので、このように少し削っておきます。
これで前後ホイール交換は完了。あとは職権打刻したエンジンで構造変更検査となります。