エンジンの回転が落ちない現象は消耗したFCRが原因と考え、キャブをCRに変更します。
既存のFCRでエンジン回転が落ちない現象はこんな感じです。スロットルを閉じ側に回しても回転は落ちません。スロットルのキャブ側リールは完全にストッパーまで戻っています。それでもほぼ毎回スロットルを1/4以上開けるとこんな感じです。回転を直ぐに落とすためには、ブレーキを掛けるかキルスイッチを切る必要があります。
既存のFCRを故障探求して修理できる可能性もありますが、フラットバルブのキャブは使用により摩耗する箇所が多く、スロットルボディー本体の摩耗の場合は全体交換となるなど、長期間使ったものは結構厄介ことになりがちです。その点、CRキャブははるかに耐久性のいいキャブです。今回取り付けるのはCR33です。
B2なのでコックを逃げてロングアダプターで取り付けます。
試運転とキャブセッティングに向かいます。
今度はいたって快調です。やはり回転が落ちない原因はFCRにあったようです。
加速ポンプが無い点はFCRに軍配が上がるものの、それ以上にCRキャブの良さはたくさんあると思います。
CRキャブでのレーシングはこんな感じ。
セッティングも終わり、今回の作業はこれで完了です。