フォークとステムを分解点検します。
フォークとステムを外します。
ハンドルロックストッパーは後付けされています。
ベアリングのアウターレースとヘッドパイプの面が一部一致していないのと、ストッパーの近くにクラックのようなものがあるのが気になります。ストッパー取り付け時に何か問題があったのでしょうか。完全に修理するには大事になるので、とりあえずこのまま組んで様子を見ます。
ステムは曲がりも無く問題なさそうです。前側のネジ穴はM8に拡大されています。
ベアリングも比較的きれいなので、グリスアップして継続使用します。ベアリングの下にいつものパッキンを入れてダストシールとします。
ステムを取り付けます。
フォークオイルを抜きます。オイルはきれいなので交換してあったようです。
アウターに錆が多いので軽くポリッシュします。先ずは塗装の剥離から。
ポリッシュ後はこちら。
フォークオイルを入れます。データが無いのでとりあえずZ1000Rの標準値とします。
トップブリッジを組むと、ステムシャフトが面一になってしまいます。通常はシャフトの方が少し下がった状態になるのですが。
ワッシャーを0.3ミリほどザグリ、逃げを作っておきます。
フロントフェンダーのボルトは低頭ボルトに交換します。
アクスルクランプのスタッドは痛んでいたので交換しておきます。
オリジナルのフロントホイールを取り付けます。
フロントのキャリパーサポートを取り付けます。
フロントキャリパー一式はオーバーホールされているとのこと。点検して取り付けます。
ブリーダーにシールテープが巻いてあるのでテープは取り除きます。
リヤもオリジナルのφ25ミリ中空シャフトを仮組してみます。すんなり通るので曲がりは無いようです。
リヤホイールを取り付けます。
足回りはまだ仮組ですが、ようやくS1らしくなってきました。