フロントカウルを組み立てます。スクリーンはクリアをチョイス。高強度なポリカーボネート製のアクリポイントがお勧めです。
フロントカウルを仮付けします。ヘッドライトが少し傾いていますね。カウルとヘッドライトの高さも微妙に違うので修正します。
フロントカウルのロアーブラケットです。純正を使いますが、S1ステムに干渉するので、少し削除して逃げを作ります。
後ろ側を5ミリほどカットしました。
取り付けるとこんな感じ。
ヘッドライトは、リムは水平でレンズだけ傾いていますね。
リムとレンズを固定しているネジを小型にし、少しずらして止めます。
これでほぼ水平になりました。
ヘッドライトの高さ調整は、クランプ式にしたライトステーを上下すれば可能です。
入荷待ちしていたS1キャリパーのアダプターを取り付けます。キャリパー側はフレアとテーパー両方に対応するマルチタイプなのでこのまま取り付けます。
フルードを入れてバキュームポンプで引きます。
次にブリーザーを上に向けてエア抜きします。
エア抜き後しばらくするとマスターのレベルゲージ窓からフルードが漏れてきました。
エンジンのオイルレベルゲージを使って修理します。部品番号は 52005-1009 です。
リザーバーのフルードを抜き、マスターからゲージを外します。ゴムがだいぶ劣化していました。
直径はほぼ同じです。
シャコ万を使ってゲージを圧入します。
圧入するとこんな感じ。外観はほとんど同じです。
続いて、ステアリングダンパーは上下にカタカタと首を振るので修正します。
マウントのロッドエンドにOリングを仕込んで、首振りを規制します。
これで走行中にカタカタすることはないでしょう。
ペイントとオーバーホールから上がってきたリヤショックを取り付け、これで組み立てはほぼ終了です。
このあとチェック走行とキャブセッティングをすれば完成です。
オーナーさんからのご要望で、ワークス車の写真の中にも存在する、サイドカバーのリベット留めをします。
一見、「1800R」になったようなこれです。
裏側はこんな感じ。