Z1000R2 Y.K様 ワークスS1仕様製作 フロントカウルの建付け リザーバータンクレベルゲージ交換 組み立て完了

 

フロントカウルを組み立てます。スクリーンはクリアをチョイス。高強度なポリカーボネート製のアクリポイントがお勧めです。

 

フロントカウルを仮付けします。ヘッドライトが少し傾いていますね。カウルとヘッドライトの高さも微妙に違うので修正します。

 

フロントカウルのロアーブラケットです。純正を使いますが、S1ステムに干渉するので、少し削除して逃げを作ります。

 

後ろ側を5ミリほどカットしました。

 

取り付けるとこんな感じ。

 

ヘッドライトは、リムは水平でレンズだけ傾いていますね。

 

リムとレンズを固定しているネジを小型にし、少しずらして止めます。

 

これでほぼ水平になりました。

 

ヘッドライトの高さ調整は、クランプ式にしたライトステーを上下すれば可能です。

 

入荷待ちしていたS1キャリパーのアダプターを取り付けます。キャリパー側はフレアとテーパー両方に対応するマルチタイプなのでこのまま取り付けます。

 

フルードを入れてバキュームポンプで引きます。

 

次にブリーザーを上に向けてエア抜きします。

 

エア抜き後しばらくするとマスターのレベルゲージ窓からフルードが漏れてきました。

 

エンジンのオイルレベルゲージを使って修理します。部品番号は 52005-1009 です。

 

リザーバーのフルードを抜き、マスターからゲージを外します。ゴムがだいぶ劣化していました。

 

直径はほぼ同じです。

 

シャコ万を使ってゲージを圧入します。

 

圧入するとこんな感じ。外観はほとんど同じです。

 

続いて、ステアリングダンパーは上下にカタカタと首を振るので修正します。

 

マウントのロッドエンドにOリングを仕込んで、首振りを規制します。

 

これで走行中にカタカタすることはないでしょう。

 

ペイントとオーバーホールから上がってきたリヤショックを取り付け、これで組み立てはほぼ終了です。

 

このあとチェック走行とキャブセッティングをすれば完成です。

 

オーナーさんからのご要望で、ワークス車の写真の中にも存在する、サイドカバーのリベット留めをします。

  

一見、「1800R」になったようなこれです。

 

裏側はこんな感じ。