電装品の動作確認がほぼ済んだのでフレームに艤装していきます。
エンジン上部のハーネス類はなるべくコンパクトにまとめ、ヘッド周辺の冷却風の流れを妨げないようにレイアウトします。
バッテリー周りから後半はこんな感じ。
スピードセンサーはミッションのアウトプットシャフト側に移設します。手に持っている回転子をシャフトの中空穴にセットして回転を取り出します。
セット後はこんな感じ。
後輪からスピード信号を拾うことになるので、ギヤ比やタイヤ外径に左右されます。キットに使用しているスピードヒーラーは、センサーとメーターの間に設置する周波数変換装置です。任意の数値を入力できるので、スマホのスピードメーターアプリなどを使って実走し、メーターの誤差を補正することができるようになります。
因みに、ウオタニSP2の設定はむやみに変更すると、ノッキングなどが発生してエンジンブローの原因となることがあるので、エンジンチューナーの決めた設定を維持してください。
続いてフロントキャリパーサポートを製作します。今回はS1キャリパーに合わせてワークスタイプのデザインで製作します。素材は25ミリ厚のジュラルミン板です。
テンプレートを元にバンドソーで切り出します。
ワークス車のデザインに合わせて穴を開けます。
ワークス車のサポートはフォーク側のキャリバーブラケットを切削してあるので平板形状ですが、ノーマル車にも対応できるよう、今回は段付き仕様で製作します。
大まかに削ったら取り付け確認します。
ローターとキャリパーのアライメントを微調整し、外観を整えたら完成です。