オイルクーラー取出しを製作します。純正部品を素材に、AN8のコネクター仕様に改造します。

取出しをダミーエンジンに取り付けます。

コネクターを溶接する方向にマークします。

コネクターの取り付け面をカットします。

いらない加工穴を溶接で埋めます。

ダミーのホースを粘土でセットし、コネクターの向きを決めて仮溶接します。

コネクターを外して全周溶接します。

溶接完了です。

エア圧をかけ、水中で漏れチェックします。

定盤上のサンドペーパーで取り付け面の小傷を修正します。

修正後はこんな感じ。

エンジンにOリングを3個セットします。奥のボルト穴はメインギャラリーと通じているので油圧が掛かります。ボルトに座面にも純正のアルミガスケットが入ります。

ホースは既存のもののフィッティングを変更して使います。

片方を外してストレートに変更します。

コアはこちらを使用します。今回用意できたのはセトラブ製でした。

当時風に改造するため、耳をカットします。

カット面のバリを取ります。

サイドに穴を開けます。

シルバーに塗装します。

コアとホースを仮組します。

ホースを正規のルートにレイアウトし、長さを決めてカットします。

ホースのエンジン側にストレートフィッティングを組みます。

次にCR33のオーバーホールです。

スピゴットを外します。液体ガスケットが塗られていましたがここはOリングがあるので液体ガスケットは不要です。Oリングはヘタっているので交換します。

整備性を良くするために、ケーブル受けのネジ穴はネジ山をなくしておきます。

ドレンプラグのOリングも劣化しているので交換します。

フロートチャンバーのOリングもヘタっているので交換します。

T字コネクターのOリングもヘタっているのでコネクターごと交換します。

オーバーホール終了。今回は手前の消耗品を交換しました。

キャブを取り付けます。

オイル取り出しをできるだけ低く作ったのは、キャブ下のスペースを大きく取るためで、メインジェット交換などのキャブの整備性が大変良くなります。
