継続車検のご依頼ですが、直前にちょっとした事故でジェネレーターカバーを強打してエンジンから異音がするとのこと、そのままトランポでお持ち込みいただきました。
フロントウインカーは左右とも破損していますね。
問題のジェネレーターカバーがこちら。鉄柱にヒットしたそうです。
早速ジェネレーターカバーを開けてみます。
上から見ると3ミリほど窪んでいるのがわかります。
分解途中、ニュートラルスイッチが緩んでいたので点検すると、内部で破損していました。こちらも交換します。
ジェネレーターカバーを外します。
マグネットローターには擦れた跡があります。
カバーの潰れたところの内側ですが、ステーターコイルの一部に削れた跡がありますね。外から押されて変形しているようです。
ここまでの事を想定して交換部品を準備しておきました。ステーターコイルはドレミ製の新品。ジェネレーターカバーは社外の新品が長期欠品だったので中古品を入手しました。
カバーの内側をよく見るとクラックがあります。
外側は溶接痕があり、その後にポリッシュしたようですね。
新品のコイルはピッタリ付くので、溶接の歪は無いようです。
ジェネレーターカバーを取り付けます。ひとまず大きな問題は解決しそうですね。