マフラーを更新するので、元のステーは一旦削除します。
現在は、マフラーステーとタンデムステップ取り付け用のボス、そしてS1リングが付いているので、全て一旦削除して作り直します。
先ず、大まかに削除します。
滑らかに仕上げます。
今回取り付けるのはこちら。
BLファクトリー製の機械曲げワークスタイプメガホンです。
S字のパイプは40ミリ長い特注品です。これはワークス車ルックには欠かせません。あとでセラコートするので未塗装で、不要なステーも省略しています。
エキパイを仮付けします。
メインパイプはフレームとエンジンに沿って立ち上がります。
マフラーエンドは、ワークス車同様、リヤアクスル上まで届く長さです。
サイレンサーはグラつき防止のため、割りを入れてバンド止めに変更します。
カチ上げの角度は、ステップの位置で決まるので、最小のクリアランスで角度を付けます。
マフラーステーは現車合わせで製作します。先ほど切り取ったステーが使えそうです。
車体に装着したまま溶接で点付けします。
張り出しも最小限に。
その後、溶接を増やします。
マフラーを外して、裏側からもステーを溶接します。
ワークス車同様の補強板を現車合わせで製作します。これは型紙です。
型紙から鉄板を切り抜き、溶接します。
シートブラケットもクラックがあったので溶接で補修します。
溶接後、滑らかに仕上げます。
外したサイレンサーは、ブラケット裏側も溶接します。
これでマフラーは加工終了です。
続いて、スイングアームの修正です。
左のスタンドフックが転倒の際に削れてしまっています。
スイングアームを外して、溶接で補修します。
キャッチタンクからは、かなりの水と若干のオイルが出てきました。
走行するとブローバイガス中の水分が凝固して溜まるので、定期的にドレンしましょう。
外したスイングアームを溶接台にセットします。
転倒で削れて補修するのは、これで2回目です。
先ず、表面の不純物を取り除くため少し削ります。
溶接で盛っていきます。
横から見るとこんな感じです。
元の形状に削って整形します。
これで修理完了です。
ついでにピボットベアリングを点検します。
グリスも十分、動きも滑らかです。
スリーブも問題無し。
グリスアップして復元します。
スイングアームを取り付けます。
ワークス車同様、リヤショックアッパーマウントの下側にわっかを溶接します。
本来、これは長い棒を通してリヤをジャッキアップするための装備です。
ワークスのピット作業の画像にその様子は出てくるので探してみてください。
塗装を剥がしたところを刷毛塗りで塗装します。
塗装終了。
リヤ周りを復元します。
マフラーが変わったので、アンダーカウルを取り付け干渉する部分をチェックします。
3ヶ所ほど、新たに逃げ加工が必要のようです。