既存のワークスパフォーマンスリヤショックは、塗装とオーバーホールをするので一旦外します。代わりに弊社のチェック用ワークスパフォーマンスを取り付けておきます。

スプリングは赤/青に変更します。

ここで車両の全体像をご覧ください。フレームはワークスS1仕様に加工後、パウダーコートしています。

外装を載せるとこんな感じ。タンクが2センチ高くしてあるのがわかりますか?

続いてエンジンを組み立てます。クランクは状態がいいので点検のみ。点検棒は何とか通る状態なので、通る率が低いJ系としては優秀です。

振れは0.05ミリと少な目です。

オイルポンプは純正新品をお持ち込み。

その他いろいろな純正新品部品をお持ち込みですが、さすがにエンジンのボルト全部は揃わなかったようです。

クランクをアッパーケースにセットします。

ミッションを分解点検します。トレーにあるのが今回交換する純正新品部品です。

アウトプットシャフト途中のストッパーになるワッシャーが1枚傘状に変形していました。強い力でシフトしたのでしょうか。こちらはストック部品から代わりの物を探します。

ギヤのドグなどは摩耗が少な目で比較的状態はいいようです。

曲がったワッシャーをストック部品の中から取り出します。

変形の無いワッシャーが見つかったので組み込みます。

インプットシャフト側も分解点検します。

クラッチハウジングは摩耗が進んでいるので交換することに。

合わせてハブもセットで新品交換します。

プレッシャープレートにも深い傷がありますね。

こちらも新品交換しましょう。

ベアリングも新品交換し、プッシュロッドの受けはもとの部品を移植します。


クラッチ板はきれいなので継続使用します。

エンジンの3軸が準備できました。
