いよいよ最終段階です。
ブラケットごと交換したサイドスタンドの跳ね上げ高さを調整します。現状はステッププレートに接触するので少し下げようと思います。
もともとは欧州仕様のこちらのタイプのスタンドでしたが、スタンドをかけた時の傾きが大きくなったのと少々使いづらいので改造することになり、既存のブラケットをフレームから切り取り、新たにドレミのZ用スタンドブラケットを溶接し、Z用スタンドと組み合わせました。
跳ね上げ高さを下げるには、根元のストッパー部分に溶接盛りします。
跳ね上げ高さが3センチほど下がり、乗車姿勢でもスタンドが出しやすくなりました。
バンク角も問題無し。
こちらはクラッチケーブルのガイドです。集合管にするとエキパイとのクリアランスが狭くなるので、ケーブルが接触して溶けてしまうことが良くあります。こちらの純正ガイドを2個使うとスマートに回避できます。クラッチケーブルはハンドルを切ることで多少上下動するので、タイラップなどで固定するのは避けた方がいいでしょう。
上のガイドはこんな感じ。
下にももうひとつガイドを付けます。
マニュアル通りのノーマルセッティングに戻したキャブの同調をチェックします。
アイドリングも安定し、アクセルレスポンスも問題無いようです。
ガレージ周辺で試運転します。各部のチェックとオイル漏れが無いことを確認します。
ノーマルキャブも市街地走行レベルは問題無いことが確認できました。マフラーが集合管でラージバッフルになっているので、高負荷でもキャブセッティングを確認したいところですが、今回エンジンはピストンリングを変えてあるので、少し慣らし運転をしてから確認したいと思います。ひとまず完成です。