約5ヵ月ぶりに作業を再開します。主な内容はエンジンのオーバーホールでした。エンジンは分解点検後、外注で塗装をしたところまで終わっています。
エンジンそのものは比較的状態が良かったので、必要な所だけ修復します。ヘッドのデッキ面も軽くペーパーを当てるだけでいいでしょう。
上面はガスケットのカスと腐食の色が残っているので、こちらも軽くオイルストーンで清掃します。
スタッドが2本折れ残っていたボスも、きれいに修復できました。
元はこんな感じで2ヵ所にボルトが折れ残っていました。
折れ込みボルトを取る際には、ボスを大きく切り欠く必要もありましたが、そこは溶接盛りして修復してあります。
ガイドのガタも多くないので継続使用します。
元のバルブのカーボンを落とします。
研磨後はこちら。
バルブフェースの摩耗がやや多いので、バルブは全数新品交換することにします。
ヘッドカバーを止める雌ネジのところも少し欠けているので、こちらは金属パテで修復します。
ノーマルボアのピストンとシリンダーも比較的状態はいいので、ピストンリングのみ新品交換することにします。