デモ車Z1R2の製作も、できるところから進めていきます。先ずは素材エンジンの分解から。
車両はバラで入手しているため、フレームはZ1R 2型ですがエンジンはZ1000STのものを使います。形状の大きな違いはこのベベルギヤBOXと、クランクケース内ミッションのアウトプットシャフトの2点です。これらはZ1R用に組み替えれば使用可能です。
もう一つ異なるのがエンジン型式です。Z1Rは「KZT00DE」であるのに対し、Z1000STは「KZT00EE」となります。今回のように新規登録になる場合は、さほど手間は変わりません。既に国内登録済の車両であれば、原動機変更の改造申請が必要になります。
私は左手しか使えないので、今回も助っ人を呼んで作業を手伝ってもらいました。ウチの一人息子です。
なかなか予定通りにはいかず、初日は腰上分解のここまで。
エンジンは分解歴があり、カムホルダーネジは何カ所か拡大されていましたが、何とか修理できそうです。
今回排気量は1200ccでいく予定。φ76ミリのピスタルピストンを取り寄せ、先行してシリンダーボーリングにだします。シリンダーは井上ボーリングのアルミシリンダー「ICBM」で組みます。
