カムの脱着を繰り返しているうちに、また1ヵ所ネジが上がってきてしまいました。
ヘリサートが入れてあるところなので取り出します。
さらに深い位置までヘリサートタップでネジ切りします。
ヘリサートを挿入します。今回は穴の一番奥です。
ボルトも限界まで長くします。
トルクが掛かるか確認します。
ピストンリングは新品交換します。
ピストンを組み付けます。圧縮比を稼ぐため、ベースガスケットは0.2ミリ厚の銅板を使用します。
シリンダーを挿入します。
レーシングタイプのカムチェーンローラー関係は継続使用します。
ヘッドガスケットは最薄の0.9ミリ厚を使用します。
ヘッドを組み付けます。
昨日とヘッドガスケットの厚さが違うので、バルブタイミングを再調整します。
ヘッドカバーを取り付けます。これでエンジン本体は完成です。
今回、圧縮比を11程度まで高めているので、点火時期の管理はシビアになります。ピックアップコイルのベースプレートには、脱着の際に現在位置を正確に再現するためにマークしておきます。
今後は安易にずらさないよう厳重に管理してください。強いノッキングを発生させると即エンジンブローに繋がります。
ダウンチューブが二重管で太くなっているMk2には、マフラーフランジのナットは小型の12ミリタイプがいいでしょう。こちらに変更します。
これならユニバーサルソケットが使えるので便利です。
エンジンを始動して漏れなど無いことを確認します。このあとは少しエンジンを慣らし運転した後、点火時期とキャブのセッティングをして完成の予定です。