ヘッドまで何回か仮組するので、4番ピストンだけ付けて最小限の構成とします。ベースガスケットは銅板製の極薄品で0.2ミリ厚です。
シリンダーを挿入します。
つぶれた中古のヘッドガスケットをセットします。
ヘッドを取り付け、4番上死点を正確に割り出します。
エキゾーストカムのバルブタイミングを規定値にセットします。
続いてインテークカムも同様にセットします。
一旦ヘッドを外します。
ピストンのバルブリセス部分に粘土を乗せます。
再度ヘッドとカムを組み付け、クランクを2回転させます。
再びヘッドを外します。粘土がつぶれてバルブとピストンのクリアランスが読み取れるようになりました。
粘土を中央でカットします。
粘土の断面を見ると、バルブとピストンの最小クリアランスが読み取れます。使用したヘッドガスケットが今まで使っていた1.3ミリ厚なので、今回用意した0.9ミリは十分使用できますね。これで従来より圧縮比は1程度上がる見通しがたちました。
再びシリンダーまで外し、部品を洗浄後、最終的な組み立てに入ります。