デモ車Z1R2 レーシングモーリスホイールのハブ周り製作

 

先日入手したレーシングモーリス用の削り出し部品を外注で製作していましたが、それができてきました。手前の大きなインナーローターは別のお客様用。今回は旋盤ではなくフライス盤で加工したそうで、エンドミルが走った跡が縞模様となって残っています。このあとサンドブラストしてからアルマイトするので、仕上がりはマットなオリーブ色などになる予定。アルマイトする前に取り付け確認します。

 

こちらのレーシングモーリスは、ホイールにベアリングが無いタイプです。

 

そこで、ホイールベアリングは今回製作したアダプターの方に内蔵します。

 

S1サイズのφ234ミリローターをセットするとこんな感じ。

 

スプロケ側はアダプターにダンパー機能を持たせます。元々の取り付け穴はM8×6穴だったので、強度を上げるためにM10×6穴に改造して使います。

  

ハブダンパーは使い易いゲイルスピード製が合うように設計しました。

  

スプロケキャリアはJ系純正スプロケが使えます。

 

チェーンラインは10ミリオフセットの98ミリで設定。

 

サイズが同じなので、スプロケキャリアはハイポイントモーリスにも使えます。キャリアのベアリングは耐久性を考えて大容量の物を設定。ハイポイントの物はベアリングが痛みやすいので、その強化品キャリアとしても使えます。

 

今回、キャリアを幅違いで3種類製作しました。使い分ければチェーンラインの変更も自由にできます。