エンジンからオイル漏れしてきたとのことで修理します。
漏れてきているのは1番のエキパイのつなぎから。前回来ていただいたときには外に垂れてくるほど漏れていましたが、今日は外からではわからないくらい少ないようです。バルブステムシールの破損か、バルブガイドとヘッドの隙間からのオイル下がりではないかと想定しています。
こちらはオイル漏れが始まった4月に撮影したもの。エキパイ内からオイルが噴出しているように見えます。
プラグもこんな感じで濡れており、カーボンの堆積も多かったです。
というわけで、今回ようやく作業に取り掛かります。先ずはマフラーを外して現状を確認します。
マフラーアダプター内部にもオイルは無いようです。
アダプターを外します。スタッドボルトにはオイルが付着していますね。
ポートの周りにも大量にオイルが付着しています。ですが、ポート内は乾燥した状態です。カーボンの堆積は多めです。
センターのカムチェーントンネル周りもかなりオイルが付着しています。カムギヤ部分からの漏れはよくあるとして、ヘッドカバーガスケットからの漏れも多いようです。カムチェーン周りは車両を入手した2020年に点検済ですが、ヘッドを下ろしての分解点検はまだしていないのでこの機会に実施します。